汝よ、誰がために「歌手」を演ずるのか?

河田純子さんへのトラバレスです。

むくやとくまるさん、レスが長いですww
河田純子ネタにだけこっちで反応しておきます。

長くてどーもすいません(C)。
私も最近は学習したのか、1行レスで済ませて良い相手には1行で済ませられる様になってきているつもりなんですが、こと相手がケロッグさんの様に古くから明るく楽しく言葉の喧嘩(?)をしている方だと、本来の「相手の5行にこっちは20行レスつける」(ぉぃ^3)芸風が全開になってしまうんですよね。

んでもって、ここでわざとケロッグさんの本文ではなく、それに対する"尊師"ことMSさんのコメントの方へ視点を移動します。

MS尊師曰わく

楽天使の中で純ちゃんが一番好きだったって、私と同じじゃないですか。ケロッグさんと私は推しがかぶらないはずなのに(笑)。

確かに珍しいですな<尊師とケロッグさんで同時期に同時に推しが一致する。
もっとも、お二人が彼女に一体何を求めていたのかは、それぞれ微妙に違う気もしますけど。

私の場合は、CBS/SONYでCD出せていた頃には一度も現場で見ていないんですよね<河田純子。というのは、同じCBS/SONYの別のP&Dが手がけていた(それ故に楽天使にも七つ星にも不参加だった)別の人*1にハマっていて、そっちはそっちでマンスリーライブやらなんやらで思いっきり拘束されていましたので、いくら同じレコード会社の所属でもそちらまで追いかける余裕はなかったという。いわゆる楽天使-七つ星系の中では、楽曲面では一番惹かれるものがあったんですけどね*2

#思えばあの頃は良くも悪くも一途だったなぁ(遠い目)。一体いつから/誰の影響で今みたいになっちゃったんだろうねぇ…とかいってみるテスト(どかばきどかぐさっ)。

で、

純ちゃんは結構引退間際までライブに行ってたりするんですが(クラブチッタで塾系のアイドルと共演してた頃ね)

ようやく生で彼女の歌を聴けたのは、↑の「チッタで塾系アイドルと共演してた頃」の事。その時思いましたよ、「ああ、こんなに良い歌歌っているなら、歌手としての彼女をリアルタイムでちゃんと見ておくべきだった」ってね。もうその時は後の祭りで、私が推していた誰かさんの様に自分が歌い続ける場を維持するための個人事務所/インディーズレーベルを立ち上げる様な抵抗すらせず、歌手・河田純子はそれからすぐに一旦は姿を消してしまう訳ですが。

その一方で、(私のブログでも既に書きましたが)写真集は4冊とも発売時に買っている訳でして…私にとって彼女は、シンガーではなくあくまでフォトジェニックであったって事、なのかな。もっとも、数年前に出版された「あの人に逢いたい まぼろしのアイドル」*3という本の中の、「25歳の誕生日記念」と銘打たれているインタビューで、

小学生の頃から女優さんに憧れてお芝居でいろんな人を演じてみたいって思ってて、それが叶うかなって思って来たんです。歌を歌うことにも魅力を感じていたんですが、小さい頃から勉強していたわけではなかったので、歌はこっちに来てから練習しました。

と語り、実は女優志望だった事…そして、もしかしたらその方面に進んでいた方が、あの時代に於いてはより上のポジションへと行けたのかもしれなかったのに、オーディションで彼女を選んだSONYとCX、そしてマネージメントを委ねられた事務所はそれをしなかった/出来なかった(そして、彼女自身その流れに抵抗しなかった/出来なかった)事を認めているところから想像するに、「DUNK」「BOMB!」「TYO」「UPtoBOY」等でのグラビアの仕事は彼女が一瞬だけ「女優」としてフィルムの中で「演じる」事の出来る場として、歌手活動と同じくらいに真摯に取り組んでいたのかもしれません。

さらに踏み込むなら、歌手・河田純子(かわだ じゅんこ)とは、女優になりたかった(けど、なれなかった)女の子である河田純子(かわた じゅんこ。本名は「た」と濁らない)が、ファンの為にあくまで"演じ続けて”生まれた存在だったのかもしれない、という解釈も出来てしまう訳ですが。そして、あの頃彼女は徹頭徹尾それを成し遂げていたのだろうし、今期間と露出手段(ライブステージとブログ)を限定した形で復活するに当たっても、やはり歌手としての彼女を"演じて"いる部分がかなり大きい様な気がします。

そういう意味では、ケロッグさんのおっしゃった通り、

河田純子ってこの世に生まれたもっとも清楚で律儀なロックンローラー

なのだなぁ、と私も思う訳です。そして、そして、ほんの少しだけ"せつないかもしれない"*4と思ってしまうのです。

*1:敢えて名前は伏せますけど、まあバレバレだよね(^^;)。

*2:以下田山・Lip's…ときて、忍がダントツのビリッケツでした(爆)。

*3:

あの人に逢いたい―まぼろしのアイドル

あの人に逢いたい―まぼろしのアイドル

  私は図書館で借りて、重要/必要な分だけコピーしました。えーと、全体の半分くらいかな<コピーしたの(ぉぃ)。

*4:って、ここで同時代の別なアイドル歌手のシングルのタイトルを持って来るというのが、私の業の深いところかもしれないねぇ(そうか?^^;)。