紺野あさ美と吉田真里子で、ちょっとマニアックなお遊びをやってみる(^^;)

でまあ、そんな風に私の中では吉田真里子紺野あさ美には共通したイメージ*1があり、またそれが私が無意識のうちにこんこん推しになっていた要因だったのかなと現在は思っている訳ですが。

それでですね、今日改めてiTunesを立ち上げた時に、吉田真里子ソニー時代に残した4枚のオリジナルアルバムの中から、改めて紺野あさ美がカバーしたら似合いそうな曲を1アルバムに付き2曲づつ選んで、それにアルバム未収録のシングル曲から2曲を追加して、計10曲ののプレイリストを作ってしまいました。まあ、古株のアイドルポップスファンのちょっとしたお遊びという事で、どうかお許しを。

 ファーストアルバム『詩華集-Anthology-』*2より
  「オルゴール<自鳴琴>」[川村真澄/広谷順子/武部聡志]
  「翼になりたい」[川村真澄松尾清憲武部聡志]

実はデビューシングルの「とまどい」[和泉ゆかり/武部聡志武部聡志]もかなり捨てがたかったんですが…ちょっと「涙が止まらない放課後」と雰囲気が被るところがなくはないですしね。あるいは、つんく♂的には「青春J-POP」というコンセプトを立てて*3楽曲制作をするにあたって、あの頃のアイドルの学園を舞台にした甘酸っぱい恋愛ソングのテイストを無意識のうちに援用してしまっていたのかもしれません*4

 セカンドアルバム『ポルトレ-肖像-』*5より
  「街路樹の街」[和泉ゆかり/武部聡志武部聡志]
  「女の子は大変」[和泉ゆかり/武部聡志武部聡志]

このアルバムは1stに比べてさらに濃く翳りのある雰囲気の楽曲が多いが故に、こんこんのイメージからはかけ離れた部分があるのですが、その中で比較的ほのぼのとした雰囲気や軽やかなイメージのあるものを選びました。特に「女の子は大変」は、かねてより「もし次に彼女がセンターボーカルを務める様な事があったら、こういう軽やかな曲調の中に女の子の複雑な心理のあやを描いたようなナンバーが聴いてみたいな」と思っていたので(まあ、その願いは最早叶わぬものとなった訳ですが…)選んでみました。

 サードアルバム『拝啓、愛しの友達』*6より
  「さびしがりやのヒットパレード」[遠藤京子/遠藤京子/武部聡志上杉洋史]
  「陽ざしのソリチュード」[遠藤京子/遠藤京子/武部聡志上杉洋史]

このアルバムからもちょっと悩んだんですが、結局遠藤京子のペンによる2曲になってしまいました。もっとも、「さびしがりやの…」の方はともかく「陽ざしの…」の方については、人によっては(それこそ「紺野あさ美吉田真里子ほどエロ暗くない」という人には)違和感のある選曲かもしれませんが、そこはまあ娘。卒業が決まったせつない時期に選んだが故のそれという事でお許しを(^^;)。
ちなみに、ここで名前の出てくる上杉洋史は、言うまでもなく美貴さまの「ロマンティック 浮かれモード」の編曲者と同一人物です。'90年当時、彼は吉田真里子のライブのサポートメンバーをやっていたんですよね*7
次のフォースアルバムにも全曲のキーボードの演奏と4曲の編曲(うち1曲は作曲も込み)で参加しています。

 フォースアルバム『クレッセント』*8より
  「Tear Ballon」[芹沢類/原田真二渡辺格]
  「樹を抱く」[芹沢類/いしいめぐみ/上杉洋史]

このアルバムから選んだ2曲は、片やアップテンポ、片やスローという違いはあるのですが、共通して言えるのは詩の世界にかなりメルヘン/ファンタジーが入っているというところです。こんこんにはそういうナンバーも一度娘。の中で歌ってみて欲しかったんだよなぁ…まあ、そういう路線は今後はさゆあたりに期待をする*9事にしましょうか(笑)。

 アルバム未収録のシングルより
  「夢を追いかけて」[川村真澄武部聡志武部聡志]
  「悲しみを吹き飛ばせ」[川村真澄松尾清憲/杉山卓夫]

…って、要はサードシングル*10の2曲なんですが(^^;)。これもまた高校野球ネタのまんが原作のアニメ化作品*11の主題歌というタイアップもあってか、2曲とも明るく軽快な学園青春ソングになっています。特に「夢を追いかけて」の2コーラスめのサビ前の

グッバイ ミス ボーイッシュ 負けず嫌い みんなは言うけど 好きなことは 好き Don't mind

という箇所は、勉強よりはスポーツが好きというこんこんのイメージにぴったりだと思うんですが…。

【2008-11-23追記】いぬいぬさんの「はろぶろ。」この記事トラックバックさせて戴きました。

*1:要は少々レトロチックな清純派の顔立ちであり、同時にちょっとエッチな体つきをしている(爆)という感じでしょうか。

*2:リリース日は既に書いたので省略します。

*3:http://www.tsunku.net/morning_musume.htm#mo_24つんく♂によるコメントを参照のこと。

*4:もっとも、鈴木俊介さんによる「涙が…」のアレンジ自体は、(同じ「講談社系」のアイドルポップスに関わった編曲家でも)武部聡志より一世代前の人、例えば萩田光雄(光男)さんのそれの方がより近いというかお手本にしてるのかなとも感じる訳ですが>自分。【この註のみ2008-11-23追記】

*5:1989年9月1日リリース。

*6:1990年6月21日リリース。

*7:もっとも、ご自身の公式サイトの過去にサポートしたアーティストの一覧には彼女の名前はないのですが。同時期にバックバンドのバンマスをしていた種ともこさん(勿論彼女はアイドルではなくシンガーソングライターですが、レコード会社はCBS/SONYですし、デビューから何作かのサウンドプロデュースは武部聡志が担当しています)の名前はあるんですけどね。あるいは現役の歌手ではない人の名前は載せないという方針なのかもしれません。【この註のみ2006-12-22追記/2008-11-23更に追記】

*8:1991年1月21日リリース。

*9:でも「レインボーピンク」に関しては…いや、これはこれで面白いんだけどね(^^;)。

*10:1989年2月10日リリース。

*11:名門!第三野球部」。原作は週刊少年マガジンに長期連載されたむつ利之の同題作品で、CX系で1988年10月より1989年9月まで放送されました。一番最初のクールのオープニングを除けば、あとはすべて当時のソニー所属の女性アイドルたちの楽曲がほぼ1クール単位で交替で主題歌に起用されていた作品で、「夢を追いかけて」はその2代目のエンディングでした。